言論の自由と大学の自治をまもって      陳述書 
(農民連から届いた情報を整理してみた … 文責:すずき産地


  田中しげひろさんの裁判について

 明るい会の田中重博さんをインターネットで検索してみたら、アカデミックハラスメント訴訟(学内での嫌がらせのこと。略して「アカハラ」)というのが出ていました。どういうことなの?

  との声が寄せられました。。
 この訴訟は、原告のM氏(当時茨大人文学部教授)とT氏(同)が田中重博氏(同)を被告としておこした損害賠償請求訴訟で、2008年7月に水戸地裁に提訴され、2011年11月に和解が成立し終結しています。
 これまでインターネットに掲載されている情報は、原告側の一方的なもので、被告であった田中氏の主張はなんら掲載されていませんでした。
 法廷で田中氏は「ハラスメント」と指摘された30項目すべてについて一つ一つ具体的に反論し、それらがハラスメントにあたらないことを主張しています。同時にこの訴訟の特徴、本質、背景にあるものなどについて詳細に解明しました。また、多くの同僚教授が田中氏側の正当性と原告側の不当性を主張しました。賠償は不要との裁判官の和解案にもとづき和解が成立しています。
 当時の状況をよく知る田村武夫茨城大学名誉教授のコメントを紹介します。

 田中しげひろさんが茨城大学在職中に上司(副学長)等2名から「精神的ダメージを受けた、賠償を」と求められた裁判は、水戸地裁ですでに和解決着しています。賠償は不要、ダメージは与えていないというのが基本的な結論でした。
 田中さんを訴えた元副学長の「教授会における教員発言テープを提出せよ」との強要を田中さんが拒否し、公開の場で批判したことは言論の自由と大学の自治を確保するためであり、また、もう一人の原告の「田中暴言で精神を病んだ」との主張には、同席者が「円滑な会議進行に対する非協力に苦言をのべたにすぎない」と証言していることからも、和解条項の基本的な結論は当然といえます。
 事の経緯を近くでみていた私には、学部長職(教授会はじめ各種会議の議長役)に就いていた田中さんが、教員の自由な発言を確保しスムーズな会議運営をはかるために誠意をもって努力されていた姿が目に焼き付いています。
 この事案は、茨城大学内での紛争解決手続でも審議されましたが、結論は、裁判所と同様、田中さんに「非なし」でした。
 田中さんを支援した大学人13人を「不当だ」として提訴していることも不可解な行動であると思います。

茨城大学名誉教授  田村 武夫

詳細は、こちら ⇒ 陳述書

 

 


(明るい民主県政をつくる会)